【ファミマネ⑤】ダンナさんやお子さんを正しく褒めてますか?
前回は友人のI君が奥さんに褒めてもらえず苦しむお話をしましたが、
今回は奥さん側からの視点で見てみたときのお話です。
あるある会話①
妻: 「あ、○○ちゃんウンチしたみたい。おむつ替えてくれる?」
夫: 「了解~」 ・・(その後) 「ちょっと○○ちゃん動かないで~」 (モタモタ、、)
妻: 「もう!手際悪いなぁ… いいよ、私がやるから」
夫: 「・・・」
あるある会話②
妻: 「私○○ちゃんをお風呂に入れるから、食器洗ってもらえる?」
夫: 「分かった~」
妻: 「えっ!なんでそっちの洗剤使ってるの?赤ちゃん用はこっちの洗剤よ!」
夫: 「・・・」
イクメンブームで、男性の育児参加・家事参加は進んでいると思います。
そうは言っても、夫婦の間には実力差があり、まだまだお母さんの方が
家事・育児について上手であることが多いでしょう。
従い、男性は妻のアドバイスにもとづき家事・育児を「手伝う」という
スタンスになります。上司と部下のような関係ですね(笑)
そうなると、妻のリーダーシップが必要となります。
人が力を発揮するためには「動機づけ」が必要ですが、その元となる
欲求のレベルを整理した『マズローの5段階欲求説』は有名です。
マズローは、人間の欲求を以下の5種類に分類しています。
⑤自己実現欲求
④尊厳欲求
③社会的欲求
②安全欲求
①生理的欲求
また、上記5段階はさらに2つに区分でき、下3つは外的な影響を強く
受けるもので、上2つは内的な影響による高レベルなものとしています。
各段階によって、人が動機づけされる「魅力の源泉」が異なります。
従い、リーダーは魅力の源泉に合わせてメンバーへの働きかけ方を
変えなければなりません。
「①生理的欲求」は、食べたい・飲みたい・寝たいといった欲求です。
赤ちゃんが泣いているときの欲求に近いかもしれませんね。
「②安全欲求」であれば、安全な職場環境や業務を求めます。
何かあればいつでも支援を受けられることなどが、魅力の源泉になります。
「③社会的欲求」であれば、ポジティブな評価と認知・共鳴を求めます。
相手の感情や自意識に対する配慮をしながらの評価が、魅力の源泉です。
「④尊厳欲求」となると、結果に対する尊敬が、魅力の源泉です。
個々人の意欲と努力および能力に対する感動や納得感、さらには
相手の行動に対する興味を習慣的に持続できていなければ、
結果に対する尊敬は表面的なものとなり、相手は動機づけされません。
「⑤自己実現欲求」となると、自立意識の実現を支援するべく
権限委譲(エンパワーメント)が必要になります。
よく「ダンナは褒めて伸ばせ」などと言われますが、
「せっかく褒めてあげたのに、旦那から『バカにすんな!』とか
言われて腹立つ!」といった経験はありませんか?
ひょっとすると、それは旦那さんの欲求(魅力の源泉)があなたの
認識とは異なる段階にあったのかもしれませんね。
相手の状態をよく観察して、『適切な褒め方』をしてあげると、
育児や家事を通して、ダンナさんを「自己実現欲求」まで昇華
させてあげることができるかも(^^)
0コメント