【ファミマネ⑦】それ、何のためにやってるんでしたっけ?
今週も日々の格闘で、気づくと「あ、もう一週間経ってる」状態でした。
朝起きてから、子どもが起きる前に自分の身支度をし、
子どもを起こしてから、朝食の準備と、寝室の掃除(窓と床の結露を
拭いて、換気する)をして、加湿器を洗い、子どもと朝食を食べたら
薬を飲ませ、ウンチが出たらオムツを取り替え、保育園の連絡帳を書き、
食器を洗い、子どもを着替えさせ、洗濯機を回し、ゴミ出しをしてから
保育園に送りに行く。
この朝の一連の作業だけ見ても、限られた時間の中一人でやるのは、
相当大変です(^^;
帰ってからも、晩ごはんの準備をして、子どもに食べさせて、
薬を飲ませて、食器を急いで洗いながら、お風呂の準備をして、
お風呂に入れ、爪を切り、寝かしつける。
やっと寝た~、と思った頃には、自分もぐったりしてしまってて、
自分の時間なんて作れない。。
仕事に追われている状態で、こんなにも家事・育児をしっかり
やっているママ・パパって、本当にすごいですよね。
もう、尊敬しかないようなママさんの活躍っぷりですが、
にもかかわらず、悩むママさんは多いようです。
話を聞いてみると、「せっかく作ったごはんを子どもが食べない
「朝の換気を夫に任せたら、いつも30分は窓を開けているのに
10分で閉めてしまった。。なんで!?」などなど、悩み・イライラは
尽きないようです。でも、やる事の多さも変わらない。。
こんなとき、注意してほしいのが『手段の目的化』というものです。
本来、手段はある目的を実現するために選択されるものですが、
その手段を実行すること自体が目的と化してしまうことがあります。
これは、手段を実行に移す過程で、本来の目的が忘れ去られて
しまうことにつながります。
たとえば、健康維持のためにジョギングをやり始めたところ、
毎日走ることが目的化してしまい、健康を損ねてしまう、という
ようなパターンです。こうなってしまっては本末転倒ですよね。
「健康維持」が目的であれば、お酒を控えたり、サプリメントを
取るといったことも手段となりえるのですが、本来の目的を
見失うとやっていることがちぐはぐになります。
家事においても、手段が目的化していることはないでしょうか?
たとえば、子どものためにごはんを作るのは、何のためにやって
いるのでしょう?もし、その目的が「子どもの笑顔が見たい」なら、
それは自分でごはんを作らなくても、ありものを買ってきたり、
レトルトでも良いのではないでしょうか。
目的を実現するための手段は、「ごはんを作ること」ではなく、
「ごはんを一緒に楽しく食べること」かもしれませんよ(^^)
窓を開けての換気も同様のことが言えます。
これは「窓を30分開ける」こと自体が目的ではなく、
「結露を拭いた後のジメジメを取る」ことが目的になるでしょう。
であれば、自分のルーティンでは窓を開けている時間が30分
だとしても、夫に任せたとき日はたまたま結露が少ない日で、
10分開けておけば十分という状態だったかもしれません。
パートナーに仕事を指示する際には特に、本来の目的を明確に
説明しておくことが必要です。そうしないと、以下のような弊害が
起こりえます。
①指示を受けた方はその指示を忠実に実行することが目的になる
(結果、本来やってほしかったことをやっていないことがある)
②相手に任せきることができず、違うやり方をされたときに
(指示した)こちらがイライラしてしまう
ふとしたときに、「あれ、これって何のためにやってるんだっけ?」
と問いかけられると、「このやり方じゃなければダメ」という思い込み
から抜けられますよ(^^) ぜひ、試してみてください。
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